私の踊り人生の始まりは4歳の頃。親戚のお姉さんが習っているバレエの発表会で”スポットライト”の光に照らされ踊る姿を見て「私の居場所はここだ」と思いました。お稽古場を聞き1人で入会申込書を公民館へ取りに行きました。その熱量に驚いた両親がバレエを習わせてくれた事が全ての始まりです。
ダンスとの出会いは18歳。家庭の都合で転勤を繰り返し、続けられなかったバレエを再開したものの、当時体調が芳しくなかった私は健康の為にダンスエクササイズを始めました。その時の講師はあの親戚のお姉さんでした。程なくしてそのお姉さんから「結婚の為海外へ行くのでクラスを引き継いでくれないか?」と頼まれたことが教えのお仕事の始まりです。
エクササイズの様なダンスではなく「Michael Jacksonみたいなカッコイイダンスを踊りたい」と福岡のJAZZ DANCEのクラスへ通い、学びながら教えの幅を広げていきました。その後お仕事で振付師の川崎悦子さんと出会い、先生の東京のスタジオへレッスンへ通う様になりました。数多くのダンサーの方々と出会い、そこで水口先生とも出会いました。(それから数十年後、水口先生が長崎へ帰って来て再会したストーリーも非常に面白いのでいつかどこかで…(笑)
「もっとJAZZ DANCEを踊りたい。ダンスを通して人が育つ、集う場所を作りたい。長崎と東京を繋ぐパイプになりたい。」そんな想いを抱きDANCEMASTERSを立ち上げました。ありがたい事にスタジオOBOGの中にはプロとしてエンターテイメントの世界に携わる者、指導者になった者もおります。本当に嬉しい限りです。そして当時の熱い想いも未だ変わっていません。それどころか時代が変わり、長崎に居ても発信できる時代になりました。夢は膨らむばかりです。
様々なご縁と出逢いによって今の私、そしてDANCEMASTERSはあります。全ての皆様のおかげです。日々どんなに大変な事があろうと、やはり私を救ってくれるのはダンスです。踊れる限り踊っていたい…いや、踊るために生きていたい。そんな背中が少しでも子供達の”スポットライト”になることを信じて。
DANCEMASTERS 主宰 松本みゆき